【メディア掲載】インターネットでお店やろうよ!(アスキームック)に掲載いただきました


2007年9月18日発売のインターネットでお店やろうよ!(アスキームック)にご掲載いただきました。
2007年当時は、この雑誌がネットショップの最先端の情報をまとめていたので、自分たちがいつも見ていた書籍に出てる、というのはうれしかったのを覚えています。

当時シルバー&革アクセサリーAJINAは、マネークリップ専門店 マネークリップ.com という名前で、名前の通り、マネークリップの専門店として運営をしておりました。

インタビュー内容は、マネークリップのアンケートを取り、その集計をすることでマーケティング調査を行って、というもの。
小さなネットショップがこのような施策をしていることが当時としては珍しく、かつ効果的だということで、面白がっていただきました。

amazon などでは古本で購入できるようなので、ご興味がございましたら是非どうぞ。

インターネットでお店やろうよ! まずは月商30万円、超えろ月商150万円、めざせ!月商1000万円 (アスキームック)

以下、掲載誌より転載。

マネークリップ.com プロフィール

アクセサリー職人の川上健さんと、ECサイトを中心にウェブコンサルタントを行うKさんとのコラボレーションにより2006年に開業。
「アクセサリーでニッチな分野をリサーチし、マネークリップに決めた」とKさん。
価格は1万円台からと高価な品揃え。

「開業前にリサーチし、マネークリップに特化した専門店でも、十分成り立つことは把握していましたが、購入する顧客像や、マネークリップがどれほど知ら
れているのかという認知度について調査をしようと考え、アンケートを実施しました」というKさん。

いちばん知りたかったのは、どれだけの人がマネークリップ自体を知っているか、そして広めるにはどんなプロモーション手法が有効か、といった点。
「少しでもアンケートの回収率を上げるため、簡単に記入できるよう質問を5問に抑えました。また属性に関しては、住所や電話番号まで記入してもらうと、回答率が低下すると考え、性別とメールアドレスだけ記入してもらうことにしました」
アンケートでは左のように、知名度については「YES」「NO」の選択式とし、マネークリップを使う人のイメージと使うシチュエーションについては記述式としました。

告知には、自社サイトのほかにアフィリエイトのA8ネットを活用。数多くの懸賞サイトでバナーを張ってくれたことから、「たくさんのアンケートが寄せられた」と、Kさん。
通常、懸賞サイトで告知をすると見込み客とは異なる回答者が増えて、的確なデータが取れない場合もあります。しかし、「直接の利用者ではなく、彼氏や旦那さんなどに『贈りたい』というプレゼント需要が大きいことを知ることができ、当店にとっては非常にに有意義な調査結果となりました」とKさん。

さらに告知を広く行ったことで、プロモーションにも役立ったといいます。5月と8月の2回、調査を行い、1万件以上の回答が集まったそう。今後もニーズやマネークリップの知名度の変化を把握するため、定期的にアンケートを続ける予定です。

「マネークリップ」へのイメージを調査
http://www.8moneyclip.net/

マネークリップの認知度調査と、プロモーションを兼ねたアンケート。「使う人のイメージ」や「シチュエーション」は記述式とし、全5問と短くまとめている。

アンケート結果から何がわかり、どう生かすかを分析

アンケートが回収できたら、データの集計と分析です。
集計結果を照らしあわせ、店主自らが立てた仮説がどの程度正確であったか。
あるいはどの点が見込み違いであったのかについて改めて分析してみましょう。

たとえば、64ページの事例で紹介した「マネークリップ.com」では、アンケート結果から下のように、マネークリップを使う人のイメージを分類しています。
つまり、比較的裕福層でファッションにお金をかけられる人がメインターゲットとなるでしょう。

このデータを元に、商品のクオリティや価格帯、あるいは訴求先を具体的に検討していくわけです。

マネークリップを使う人はどんなイメージ?

裕福層
ファッション性
お金持ち・セレブ
おしゃれ・個性派
かっこいい・クール
流行に敏感
実用主義

先の「マネークリップ.com」が行った「使う人のイメージ」に対する回答をまとめ、タイプ別に分けたもの。お金に余裕があり、かつファッション性に富んだ人というのが、大半を占めた。

※このときの調査結果をもとにまとめたものがこちら
マネークリップは日本ではダサい? 13,914件に聞いたマネークリップのイメージ調査を発表

調査に終わらずアンケート回答者を顧客に育てる秘策

そして、最後はアンケートの集計・分析結果をもとに、STEP1で紹介した目的を実際に形づくっていく作業です。
「マネークリップ.com」では、プロモーションも兼ねていたため、実際に販売に結びつけるようアンケート回答者にステップメールを発行しました。

「マネークリップについての豆知識や自店の特徴を簡単にまとめた短いメールを、7通にわけて送りました。ステップメールでマネークリップのことや、自店の特徴
を知ってもらったので、新商品の告知をすれば購入も期待できると思います」(Kさん)

このように、サイトのリニューアルやサービスの改善、あるいは新商品開発時にお客さんが望むような機能を付加するなど、分析結果をどういかすかは重要。
そのためには、やはり最初の「何のため?」というSTEP1の目的の明確化が重要だということ。ただ何となくではなく、「こう生かす」という目的と意識が何より重要なのです。

ステップメールで販売に結びつける

①マネークリップをご存知ですか?

②マネークリップを使うのは、どんなシーン?

③マネークリップの使い方

④プレゼントに選ばれるマネークリップ

⑤石の意味

⑥『マネークリップ.com』のこだわり

⑦お客様の声

「マネークリップ.com」では、アンケート回答者にメルマガを発送。実際に購入に結び付けている。

(掲載 インターネットでお店やろうよ! まずは月商30万円、超えろ月商150万円、めざせ!月商1000万円 (アスキームック) ムック – 2007/9/18 より)